帽子(ぼうし)は、防暑、防寒、防砂、装飾を主な目的として頭にかぶる衣類の一種である。
素材には布や織、皮革や毛皮、ゴムやプラスチックなどが用いられ、用途に応じてさまざまな形状が見られ。
冠やターバン、ヘルメット、兜、カツラなどを帽子に含めるか否かについては議論がある。<br>
日本では、明治4年8月9日(1871年9月23日)の散髪脱刀令(いわゆる断髪令)により髷を結う男性が激減し、代わって帽子が急速に普及していった。
西洋式の帽子は当初フランス語で「シャポー」(仏: chapeau)から「シャッポ」などと呼ばれ、「和服にシャッポ」というスタイルで男性を中心に広まってゆく。
神田、神保町のすずらん通りに大正六年(1917)3月28日、トラヤ帽子店を開店。学生相手に帽子を売り始める。これが当たり、在庫がなくなってしまうことも、しばしばあったと言う。
銀座に出店したのは昭和5年(1930)3月31日続いて昭和6年に日本橋店、丸ビル店と出店する。
東京大空襲により昭和20年に一時、閉店を余儀なくされる。
昭和23年、銀座店を再開し、同時期に浅草店も開店。
昭和35年(1960)から現在の2丁目店にて営業中である。
1857年にジュゼッペ・ボルサリーノ(イタリア語版)により創業された創業150周年の老舗とトラヤのWネームの帽子。
今でも今世紀初頭の機械と木製型を使った職人の手作りにトラヤのエッセンスが。
ボルサリーノ(イタリア語: Borsalino)は、イタリアのアレッサンドリアに本社を置く帽子メーカー及びブランドである。
1857年にジュゼッペ・ボルサリーノ(イタリア語版)により創業。創業150周年を経た今日でも、今世紀初頭の機械と木製型を使った職人の手作りである。
中折れ帽(ソフト帽)やパナマ帽が有名だが、チロルハット、ハンチング帽、ベレー帽のほか、サファリ帽、ヘルメット(バイク専用)、それ以外にもスカーフ、ネクタイ、手袋を製造している。また意外なところでは自転車も製造している。
1773年にMiller Christy(ミラー・クリスティ)によって立ち上げられた、イギリスを代表する老舗帽子ブランド。
イギリスの帽子ブランドいえば「CHRISTYS'(クリスティーズ)」といわれほど、イギリスでは、誰もが知っているブランドである。
昔ながらの伝統のデザインを守りつつも、現代のエッセンスも取り入れたカジュアルな帽子も製作。
リンジーローハンやケイト・モス、ジャスティン・ティンバーレイクなど名だたる海外の有名人が愛用しており、世界中にファンを持つ帽子ブランドである。
アメリカの帽子ブランドで、1865年の創立当時より、ステットソンは今日も創意工夫を凝らし、正統性と多様性を重んじるアメリカン・スピリットを持ち続けている。
ハンチング帽(ハンチングぼう、英: Hunting cap, Flat cap)は、19世紀半ばからイギリスで用いられるようになった狩猟用の帽子である。パナマ帽(ぱなまぼう、Panama hat)は、パナマソウの葉を細く裂いた紐で作られる、夏用のつば付の帽子である
起源はパナマではなくエクアドルで、日本では戦前、紳士用の正装としてカンカン帽と共に夏に愛用されていた。
素材は、パナマソウの丈夫な葉を細く裂いた紐で編んで作られ、高級なものでは数十年使い続けることができる。
本来は、型作りせず柔らかく作られるものであるが、近年では型作りしたものも多い。
柔らかいものは「クラッシャブル」と呼ばれ、旅行などに折り畳んでバッグなどに入れて持ち運ぶことも可能である。
編み方は石目編み(平織り)と網代編み(あや織り)の二種類に大別されてる。
ベレー帽(フランス語: béret)は、軟らかく、丸くて平らな、鍔や縁のない帽子である。
ウールフェルト製が多いが、様々な素材で作られている。
ベレー帽の形は、円周が比較的小さな「バスク・ベレー」と大きな「ブレトン・ベレー」に分けられるたこともあったが、今日では、頂点のチョボ(ポッチ)と内側のビン革(スベリ)があるバスクベレーと、それらがなく、かぶり口にトリミングが施されたアーミーベレー(ミリタリーベレー、モンティベレーに分類されれ、様々なデザインのものがある。