葉巻はもっとも歴史が古いたばこのひとつで、ラテンアメリカを中心とする文明の中で古代から親しまれてきた。
19世紀初頭まではスペインのごく一部地域のみしか普及していませんでしたが、ナポレオンのスペイン侵攻をきっかけにヨーロッパ全土に広まった。
「フィラー」と呼ばれるシガーの味と香りを軽視する部位、「バインダー」と呼ばれるフィラーの味、香りをさら引き立てる部位、そして、「ラッパー」と呼ばれる葉巻の特徴をさらに演出する葉で包む三層構造からなっている。
プレミアムシガーと呼ばれる葉巻はフィラー、バインダー、ラッパーにたばこ葉を使用し、職人(トルセドール)が手で巻くハンドメイドの高級品で、たばこ葉そのものが持つ香味に収穫後に乾燥、発酵・熟成を加え、たばこ葉をブレンドすることで生産地の特徴を出している。
コンシェルジュは本来、フランスの「アパルトマン(集合住宅)の管理人」という意の単語であった。
そこから解釈が広がり、ホテルの利用者、宿泊客のあらゆる要望に対応する「世話係」を担う人の職名として今日では使われることが多い。
宿泊客のあらゆる要望に応えることをモットーとし、「宿泊客対して決してNOとは言わない」とされている。
中世の時代には、巡礼者が訪れる教会にコンシェルジュが常に在中し、ホスピタリティをもって巡礼者を迎え、トラブルを解決し、次の目的地に正しく導く手伝いをしていた、という歴史も存在する。
日本のお遍路で遍路沿いの人々がお大師様と共に歩いているお遍路にしてくれるお接待(お布施)にも似ている。
近年はホテルに限らず、ステーションコンシェルジュやボーテ・コンシェルジュなど様々な分野で同様の役割を担う人をコンシエルジュと呼ぶようになっていった。
シガーコンシェルジュは、葉巻だけでなく珈琲、お酒、食事、ライフスタイルすべてに関して卓越した知識と
マナーを持ち合わせ気軽にディリーに楽しめる葉巻から特別な日の1本までシチュエーションやTPOに合わせた
葉巻を紹介する。
朝、目覚めたときから楽しむ葉巻、ランチの後にちょっと楽しめる葉巻、休憩時間にコーヒーに合わせて楽しむ葉巻、
そして美味しいディナーの後に楽しむ特別な葉巻と一日の中で葉巻のあるシーンを演出する。