Kamikouchi Imperial Hotel

上高地帝国ホテル

我が国初の本格的な山岳リゾートホテルとして知られる上高地帝国ホテルは、4月から11月までの季節営業で、標高15000メートルの大自然に囲まれた中部山岳国立公園に位置する。
穂高連峰や梓川、大正池などの大自然に囲まれた昭和8年(1933年)に誕生した。 赤い三角の屋根と丸太小屋風の外観が上高地帝国ホテルのシンボルともいえる。

マントルピース

北アルプスの山々を背景に石造りの土台のエントランスをくぐれば、もうひとつのシンボルともいえるロビーラウンジの重さ650kg、高さは5,1メートルのマントルピースがこのホテルのぬくもりさえ感じさせてくれる。
4月下旬から7月中旬、9月中旬から11月営業終了までの期間、夕方5時から「マントルピース点火デモンストレーション」を行っている。
マントルピースは、ロビーラウンジの中央に設けられ、上高地の大自然と調和のとれた木のぬくもりを感じる空間は、まさに山のホテルそのもの。

カフェ グリンデルワルト

上高地帝国ホテルで提供している水は、上高地の南に位置する六百山に降った雪や雨が地面にしみ込み、少しずつ濾過された天然の湧き水を引き込んで使用している。
ロビーラウンジのカフェでは、まずこの水を使ったコーヒー1杯から大自然を感じてみたい。
上高地オリジナルのケーキや上高地の湧水で入れたコーヒー、夜は食前、食後のお酒にと、いつでも上高地の雰囲気を堪能できる。

メインダイニング

上高地の大自然の静けさの中で、都会では決して味わえない旬を味わうことができる。
信州の旬の食材にさらに彩りを添えた、上高地帝国ホテルのメインダイニングでしか味わうことのできない季節のフランス料理フルコースを堪能することができる。
この日は、季節のメニューから「神河内」のコースを時間をかけて楽しんだ。

ウォルター・ウェストン

日本を愛でたウォルター・ウェストン(Walter Weston,1861年12月25日-1940年3月27日)は、イギリス人宣教師でもありながら、日本各地の山に登り『日本アルプスの登山と探検』などを著し、日本アルプスなどの山及び当時の日本の風習を世界中に紹介してくれた登山家である。
1905年(明治38年)8月20日に白馬岳に登ったときに撮影した写真が初めてヨーロッパに紹介され“Japanese Alps”という表現が1881年(明治14年)初版刊行の『日本旅行記』に「信州と飛騨の境にある山脈 は『ジャパニーズアルプス』と呼ぶのにふさわしい」と記述されたのが最初であるとされている。

バーホルン

歴史をかみしめながら愛用のシガーケースと共に次は、宿泊者限定のバー「ホルン」へ
この日は、ハバナクラブを使ったカクテルに合わせてコイーバの新しいラインナップのMedio Sugloを合わせてみた。
宿泊者限定ならではのバーホルンには独特の空気が流れるように紫煙もたびの疲れを癒してくれるようだ。

Text&photo Carlos Kawashima カルロス川島
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